>世界の珈琲の歴史
10~11世紀初め コーヒーがエチオピアからアラビア半島へ伝えられ、バンまたはバンカムと呼ばれていました。
1258年頃 アラビア人オマールが、イエメンの山中で鳥がついばんでいるコーヒー豆を発見しました。
「オマールの小鳥の伝説」
13世紀後半 アラビアでは、このころからコーヒーを煎る器具が作られるようになりました。
1454年 イスラム聖職者ゲマルディンにより、コーヒーが民衆に知られるようになりました。
1573年 ドイツ人医師により、コーヒーに関する記述がされ、しだいにヨーロッパの人たちの間に知られるようになりました。
1600年 アラビア人によってインドの西海岸にコーヒーの木が伝えられました。
1640年 オランダ人の商人が、イエメンのモカ港からコーヒーをヨーロッパで初めて輸入しました。
1668年 コーヒーが北米に伝えられました。
1727年 南米のギアナ(フランス領)からブラジル(ポルトガル領)に実のなった枝が持ち込まれました。
1732年 バッハが「コーヒー・カンタータ」を発表し、バッハ自らの指揮でカフェで初演されました。
1898年 アフリカのコンゴでロブスタ種のコーヒーが発見され、また数年後西アフリカでリベリカ種のコーヒーが発見されました。
1902年 国際コーヒー会議が約1ケ月にわたり、ニューヨークで開かれました。また、ロブスタ種コーヒーがブリュッセルの植物園からジャワ島に伝わりました。
1903年 コーヒーの焙煎技術や、焙煎機械などの特許がアメリカで盛んにとられるようになりました。以降、様々な技術による特許合戦が展開されていきます。
1921年 ジャワ島で生育するアラビカ種コーヒーのみを「ジャワ・コーヒー」と称して販売できることを、アメリカ農務省が決定しました。
1922年 コーヒーに関する本格的書物、「オール・アバウト・コーヒー」がウイリアム・H・ユーカーズによって著されました。
1923年 エトルリアに、イタリア政府がコーヒー栽培を伝えました。
1927年 ブラジルでコーヒー栽培の伝来200周年を記念する祝賀会が開催されました。
1929年 フランス領西アフリカに、初めてコーヒーが植えられました。
1931年 ブラジル、サンパウロ市で、国際コーヒー会議が開催されました。
1962年 1962年の国際コーヒー協定(第一次コーヒー協定)が成立しました。
1968年 第一次国際コーヒー協定の期限切れに伴い、1968年の国際コーヒー協定(第二次国際コーヒー協定)が設立しました。
1973年 第二次国際コーヒー協定の期限切れを迎えますが、暫定的に延長となりました。
1975年 ブラジルで大規模な霜害が発生、翌年のコーヒーの国際相場は急騰しました。
1981年 第二次国際コーヒー協定がさらに1年延長が決定しました。
1983年 1983年の国際コーヒー協定(第四次国際コーヒー協定)が発足しました。
1985年 ブラジルで大干ばつが発生、国際相場が急騰しました。

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