>第3章 珈琲を淹れる |
第二項 |
いよいよコーヒーの液体化第二段ネルドリップに挑戦!! |
■ネルでコーヒーを淹れる(落とす) |
★家庭用での少量ネルドリップ場合★
新品のネルはよく水洗いをして、できたらコーヒーの薄めた液で湯煎したほうが良い。
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清水に浸けておいたフィルターを使う前に流水でよく洗い固く絞る。 |
[道具] |
コーヒーの粉(中挽き)・ネルドリッパー・メジャースプーン・
コーヒーポット(出来たらドリップ専用のポットが望ましい。)
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[粉の分量] |
いつも定量の分量を図るために軽量スプーンを用意。
常に道具に合わせた分量を作ったほうがいいでしょう。
ここでは二杯分約300CCの分量のコーヒーを作る場合を掲載します。
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①メジャーカップすりきれ二杯半(好みにより多少加減する)のコーヒーの粉をネルの中に入れて、表面を平らにする。 |
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[お湯の指し方] |
①コーヒーポットからお湯をまんべんなく粉が湿るように中心からゆっくり円を描きながらネルを動かして注ぐ。
ここで注意 直接お湯がネルにあたらないように注意する。
ワンポイント・ポットを動かさないでネルを動かしたほうが注湯が安定するようです。
・コーヒーポットのお湯の出方は手首のねじりで調整したほうが良い
・新鮮なコーヒーでしたら、ふっくらと且つ、やわらかく膨れてきます。膨れないものは鮮度が落ちています。
・また、ボコボコと急激に膨らむようならお湯の温度が高すぎます。大体湯温80℃位がよさそうです。
・やかんで沸騰後、コーヒーポットに移すといい温度になるようです。
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②十分膨れたらきったら、再度注ぐ。
ここで注意 このとき勿体無いからといって粉の際までお湯を注がず、周辺に土手が出来るようにする。
ワンポイント ネルの中にあるお湯が落ちきらないうちに三回目のお湯を注ぐ。
なぜお湯をすべて落としていけないのか?
コーヒーのアクを入れないためです。コーヒーのすべての成分を抽出すると不味い成分も出てしまうようです。
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③ 最終的に泡に力がなくなってきたら注湯をやめる。
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※レギュラーコーヒーカップ2杯分でお試しください。
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[ネルの保存] |
使い終わったネルはよく流水で洗い真水に浸けて冷蔵後に保存しておく。決して乾燥させないようにする。 |
★この淹れ方はあくまで一つのモデルです。色々試して自分の好みに合った抽出のやり方を作ってください。
ネルドリップでのコーヒーの淹れ方は柔軟性に飛んでいるのでコーヒーを作る楽しみがあります。 |
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次回はサイフォン式についてお話いたします。 |